毎日を心地良さで満たすー料理家 内山ゆき 「食べてキレイになる ― 自家製調味料を使って作るホタテの簡単な一皿」
毎日を心地良さで満たすー料理家 内山ゆき
「食べてキレイになる ― 自家製調味料を使って作るホタテの簡単な一皿」
3回目となる内山ゆきさんの連載「内山ゆきの毎日を心地良さで満たす」
iroにはゆきさん自らが作る自家製調味料の瓶がたくさん並んでいます。もう何十年も作り続けているものもあるそうで、常に見えるところに置いて料理のアイディアを広げているそうです。今回は、そんな調味料を使って、簡単にできるホタテの一皿をご紹介していただきます。
内山ゆき
東京都生まれ。食と空間をプロデュースする「旬香舎」主宰。旅好きの祖母や懐石サロンを営んでいた母の元、日本はじめ様々な国へ出向き感性を磨く。 iroの運営、料理教室やケータリングの他、個人邸や宿泊施設などの空間やインテリアのスタイリングや、器と生活まわりのプロダクトデザインも手掛ける。
果実は2度美味しい
ずらっと並ぶ保存瓶たち。仕込み中の果実のシロップや調味料に使えるものなど、ゆきさんお手製のものがたくさんラインナップしています。年間を通して作り続けているもの、季節ごとに仕込むものなどあるそうです
今回、メインで使用するのは、「梅のつけ汁」。初夏に塩で小梅をつけた時の汁で、梅酢よりさらにマイルドで甘酸っぱくほんのり梅が香るもの。「果実は、つけた後の漬け汁も調味料になってくれるところが魅力的!」
今回も使用しているレモン麹は、モロッコに行ったときに教えてもらって、15年ほど作り続けているものだそう。そのほかにも韓国で学んだものや、ヨーロッパなどでヒントを得たものも。
「自分なりに美味しい!配合を考えて試すのも楽しい。」
Interview & text Hisako Namekata